格安SIMでスマホ代は節約はしたけど、通話料が気になる方いませんか?
格安SIMでも通話料30秒10円のところもありますが、もっと安いのがLINE Outを使った通話方法です。
この記事ではLINE Outについて、どのようなサービスなのか、使い方を図解しながら、注意点も含めて解説しています。
スマホ代をとにかく抑えたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
LINE Out(ラインアウト)とは?
(画像元)LINE
LINEの通話機能は知っているけど、LINE Outについてはよく知らない方も多いのでないでしょうか。
LINE Outは、LINEとは異なり固定電話・スマートフォンに格安(無料含む)で電話をかけることができるサービスのことです。
LINEの通話では固定電話にかけることはできませんが、LINE Outはインターネットを利用したIP電話の機能を利用しているので、スマホ以外にもかけられるのが特徴になっています。
使用中はLINEと同様に、パケット通信料がかかりますので、データ制限を気にされる方はWi-Fi環境で利用するとよいでしょう。
料金いついては後述しますが、国内だけでなく国際通話も安くかけることができるので国外へ通話する機会がある方にもおすすめの選択肢になります。
LINE Outの種類
LINE Outは月額の使用料は無料となっているので、使用した分だけ料金が発生する仕組みとなっています。
料金形態は時間制限ありの「無料通話」と料金のかかる「有料通話」の2種類に分かれています。
無料通話
LINE Outでは以下の地域には無料で通話が可能です。
国・地域 | 固定電話 | 携帯電話 |
アメリカ | 5分/回 | 5分/回 |
カナダ | 3分/回 | 3分/回 |
日本 | 3分/回 | 2分/回 |
メキシコ | 3分/回 | 1分/回 |
キプロス・台湾・イタリア・ペルー・スェーデン・ポルトガル | 3分/回 | - |
イギリス・インド | 2分/回 | 1分/回 |
カザフスタン・ノルウェー・デンマーク・ルーマニア・アルゼンチン・イスラエル・ニュージーランド | 2分/回 | - |
オーストラリア・アイスランド・・オランダ・ポーランド・スイス・ドミニカ共和国 | 1分/回 | - |
無料通話の時間についは一律同じではなく、通話先の国によって異なります。
9割以上に人はプライベートで国内にしか電話をかけないと思いますので、日本では固定電話に「1回3分」までは無料で通話できることを覚えておきましょう。
3分を超えてしまうと強制的に通話が終了してしまうので、通話時間があらかじめ長くなる場合は後述する有料での通話を使用してください。
無料通話は1日に使用できる回数が決まっており、1日5回までとなっていますので、その点も併せて確認しておきましょう。
なおLINE Outの無料通話は「LINE Out Free」と言われ、無料で通話できる代わりに通話前に広告が流れます。YouTubeの広告のようなもので15秒間以上経過すると通話が可能となります。
たった15秒ですが意外と煩わしいので私は有料通話の方を多用しています。
ちなみに視聴できる広告がない場合には、「無料通話が一時的に利用できなくなる」と公式でも言われているので、その際は有料通話を使用することになります。
有料通話
LINE Outの有料通話には3種類のプランがあります。
コールクレジット
コールクレジットは、LINE Outで使用するお金のようなもので、使用する前に現金でコールクレジットを購入して使用するプリペイド方式になります。
LINE STOREやAndroid版LINEアプリから購入したコールクレジットは、購入後180日間のみ利用可能となっています。
iPhoneのLINEアプリから購入している分は、期限がないようなのでiPhoneユーザーにとってはありがたいですね。
コールクレジットはLINE Outでしか使用することができないため、購入する額は少なめにしておきましょう。必要な場合はその都度購入すればOKです。
2022年2月現在、LINE STOREでの購入なら「120円=120コールクレジット」が最低金額となっており、LINE STOREで購入しない場合は「250円=240コールクレジット」と交換になります。
30日プラン
30日プランはLINE STOREからのみの購入となっています。
30日プランではコールクレジットを購入して通話するよりも、1分あたりの通話料が安くなるため、頻繁にLINE Outで電話をかける方にはおすすめかもしれません。
しかし以下のようなデメリットもあります。
<b>注意ポイント</b>
- コールクレジットよりも使用期限が短い
- 30日プランを利用して通話できるのは特定の国・端末に限定される
- 30日プランで余った通話残額は繰り越されない
- 30日プランを複数購入することができない
使用期間が短いうえに繰越ができないとなると、格安SIMでかけ放題のプランを選択した方使い勝手がいいかもしれません。
30日間の間に何度もLINE Outで電話しない方には、コールクレジットでの支払いの方がおすすめです。
LINEコイン
LINEコインとは、LINEの関連アプリで使用できるお金のことで、スタンプなどの有料コンテンツを購入する際に使用します。
LINE OutでLINEコインを使って通話したりコールクレジットと交換できますが、LINEコインはAndroidユーザーのみ使用可能で、iPhoneユーザーは使用できません。
LINEコインは「1LINEコイン=2コールクレジット」(2023年3月現在)と交換できます。
なお国内しか電話をかけない、通話時間も10分未満、自宅のWi-Fiでほぼ使用するという方や、サブ回線として利用したい方にはOCN モバイル ONEの「550円」プランをオススメしています。
10分間無料の通話がついた1GBプランです。(ビジネス用で私は利用しています)
楽天モバイルは0円で運用できますが、電話の音質が悪いためサブサブ回線くらいにしか利用できないので、非常時のときはドコモ傘下のOCNが安心感があります。
スマホデビューにおすすめのコースが登場!格安SIM・格安スマホへの乗り換えはOCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNO
LINE Outの使用方法
ここからは、LINE Outの使用方法について解説していきます。
LINEアプリを開いて「ホーム」から設定に移動して進めていきます。
ショートカットの作成を行うと、スマホのホーム画面にアイコン(アプリ)が表示されます。
ホーム画面にアプリ(アイコン)が表示されたら、タップするとLINE Outのホーム画面に移動するので、番号入力が可能となります。
無料通話を選択したい場合は上記のアンダーラインの部分をタップして、「LINE Out freee」にチェックを入れて「OK」をタップします。
LINE Out freeと表示されていれば、無料で通話をかけることが可能です。
コールクレジットの購入はホーム画面右下の歯車アイコンから進んでいきます。
「コールクレジットを購入」をタップすると、すぐに購入できます。
30日プランをタップするとLINE STOREに移動します。
LINE STOREでは、「30日プラン」と「コールクレジット」の購入が可能です。
LINE STOREでのコールクレジットの購入は120コールクレジット〜6000コールクレジットから選択することになります。
なお30日プランをタップすると、リスト内にも日本以外の国が表示されるので、そちらから通話先となる対象を選択し支払いをすることができます。
LINE Outでの注意点
LINE Outは格安で電話をかけられるサービスですが、注意しておくべき点もあります。
発信のみしか利用できない
LINE Out使用での注意点として発信にしか利用できないことが挙げられます。
LINE Outを使って折り返しの電話をもらう時は、スマホの番号を相手に伝えておくようにしておきましょう。
発信のみしか利用できないので、使用する場面としては「予約を入れる」
番号通知が不十分
番号の通知も不十分なことがあります。
そもそもLINE Outは海外のネットワークを通じて国内に電話をかけているので、日本から日本に掛けても、一度海外のネットワークを経由するため「非通知設定」や「通知不可能」となるようです。
OCNモバイルから電話をかけてみましたが、非通知設定で表示されています。
LINE Outからスマホに掛けると上記のような表示になりますが、固定電話に掛けると国際番号の形式で表示されます。
例えば「090」の番号だった場合、「81 90」や「1 90」と表示されます。
知っている方からすれば携帯番号だと分かりますが、この意味が分からない方に掛けると不安に思われて電話に出てもらえない可能性がります。
ない、電話番号の認証が完了していないと通知がされないため、その際は以下の流れに沿って承認して下さい。
step
1「設定」
step
1「LINE Out」
step
1「非通知発信解除」
step
1番号を入力して「番号承認」
step
1
[st-step step_no="1"「SMSに届いた暗証番号を入力」
通話できない番号がある
LINE Outを使用する場合、通話できない番号があります。
通常の店舗に電話を掛ける分には問題ありませんが一応このことも理解しておくと良いでしょう。
(画像元)LINE
LINE Outへの「設定」から「ヘルプ」に移動すると「LINE Outについての案内」がありますのでそこからも確認できます。
機種変更時の引継ぎ
電話番号や機種変更をする場合は、あらかじめメールアドレスを設定しておく必要があります。
この点に関してはLINEの引継ぎもメールアドレスの登録が必要なので問題ないと思いますが、iPhone端末からAndroid端末、Android端末からiPhone端末に変更した場合は残額を引き継げないので注意しましょう。
おわりに
いかがでしたか?通話料は30秒20円が一般的な料金設定ですので、1分間に3円というのは破格ですから、LINE Outを上手に使いこなせるとスマホ料金も安いプランを選べ、節約に繋がります。
非通知設定で表示されたり、国際番号形式で電話がかかってくるので、通話先は困ることもあると思いますが、お店や行政機関に問い合わせするときは電話をとってもらえないことはほとんどありません。
積極的にLINE Outを活用してスマホ代を節約していきましょう。
格安SIMについてはこちらの記事でもご紹介してします
-
-
参考【節約】いまさら聞けない!?格安SIMはなぜ安い?オススメ業者も含めて解説
格安SIM使ってますか?格安SIMは月々のスマホ代をグッと安くできるので非常に魅力的。 ここ数年でdocomo、au、softbankの3大キャリア以外の格安SIMでスマホの契約をされる ...
続きを見る