車の買い替えってお金が結構かかりますよね。新車を買うのか中古車を買うかでも変わってきます。
走行距離や年数が経過している車を売るときは高く売れないうことがありますから、買い替えの際に持ち出す資金が多くなります。
そのため今回は車の買い替えタイミングや、お得な車の買い替え方法を解説していきます。
車は何万キロぐらい走るの?
そもそも車の乗換えを考える前に、今の車がどれくらいまで走行できるのかを考える必要があります。
お得な乗り方の結論を先に言ってしまえば、基本的に車は乗り潰したほうが断然コスト面では安いといわれています。
修理費用や車検代がかかったとしても、メーカーが部品の製造を中止していない限り購入するよりもトータルで見れば安くつくのです。
また現在の日本車は高性能となっており、世界的にみても故障が少なく品質も良くなっていますので、シビアな使い方をしていないのであればそれほど莫大な修理費がかかることもありません。
なおJ.D.パワーの2022年の初期品質調査では、ダイハツがブランド別ランキングトップとなっています。
(出典): J.D. パワー 2022年日本自動車初期品質調査SM (IQS)
車は10万km乗ると「壊れそう」「古そう」といったイメージがするかもしれませんが、全国の中古台数は比較的多いのが特徴です。
10万km以上走行した車を『カーセンサー』で検索すると「64,710台」ヒットします(2023/4/29現在)。
その中には2019年式の比較的新しい車もあり、過走行なだけでまだまだ新しく、整備すれば問題なく乗れそうな車が多く存在します。
私も以前ホンダの 「モビリオ スパイク」に乗っていましたが、14万5千km走行していました。それでも故障はほとんどなく、車を乗り換える際には5万円で別のオーナーに譲りました。
現在の車は定期的にメンテナンスすれば、20万kmは走行できる可能性が高いでしょう。
ちなみに海外であれば30万km以上走行している車もあるようですから、車の寿命は思っている以上に長いのです。
ただしガソリン車の場合は税金が13年目から上がるので、その点には注意しておく必要があります。
車を売却するときに知っておきたいルール
「3万kmルール」
基本的に車は1年の走行距離が1万キロ以内であることが査定などにはプラスになってきます。
その条件からして、新車購入後3年3万km以内であれば高く車を売れる時期になります。
理由としては2つ挙げられます
- 現行モデルであること
- 車両の状態や外観がキレイ
現行モデルであること
一般的に車のフルモデルチェンジのサイクルは6~7年が最近は多い傾向にあります。
そして3~4年前後でマイナーチェンジと言われる大幅な改良が行われ、外観も変更することが多いです。
つまり新車販売がスタートして3~4年は車のデザインが変わることがないので、この時期に売却することで現行の中古車ということになりますから人気があり、高値で売ることが出来るのです。
車両の状態や外観がキレイ
3~4年での売却になると、中古市場では新しい部類に入ります。
比較的試用期間が短く、さらにワンオーナーであれば通常使用による汚れや傷が多いという事はほとんどないので、中古車を探している人からすると安心して購入しやすくなります。
また中古市場に出回る台数も少ないので、買取店としても高く買い取ってくれるのです。
ただし人気車種というのが前提ということは覚えておいてくださいね。
「5万kmルール」
3万kmの次に知っておきたいのが5万kmルールです。
3万kmルールに次いで、5万kmルールも購入した車が高く売れる期間になります。
新車で購入した際は、個人的売却時期のオススメはこの時期です。
その理由を以下に挙げていきます。
1.特別保証の期間内であるため
車を新車で購入したメーカーでは、必ず保証がついています。
これには、『一般保証』と『特別保証』と言われるものがあります。
ここではトヨタを例に見ていきましょう。
一般保証
一般保証は「新車から3年または60,000km走行時点のいずれか早い方」とされています。
保証は電装部品を含め、ほとんどの部品が対象となり、条件に当てはまる場合には無料で保証が受けられます。
なお、以下の部品については保証対象外となります。
- 特別保証部品
- タイヤ・チューブ、バッテリー
- 消耗部品および油脂類
- トヨタの出荷後、トヨタ以外の者が装着・架装した部品・架装物
(参考):トヨタ メーカー保証について
特別保証
特別保証は「新車から5年間または10万km走行時点のいずれか早い方まで」とされています。
エンジンや、ステアリング(ハンドル)、シートベルトやエアバック、ブレーキ、サスペンションなど、車の走行に重要な部品が対象となります。
(参考):トヨタ メーカー保証について
5年目以内での売却がいい理由は、この「特別保証」の保証期間内であるめ、メンテナンス費用があまり掛からないことがあげられます。
維持費が高くなる前に乗り換えることで、余計な出費がなく効率的に乗り換えることができるからです。
2.車検が1度だけで済む
新車を購入してから3年で車検を受ける必要がありますが、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
初回の車検では、交換部品がほとどんどないため、車検代は安くなります。
しかし2回目以降は、交換部品が増えてくるため、メンテナンス費用も増えてしまいます。
そのため、余計な出費を抑えたいのであれば、5年目の車検前に乗り換えるのがよいでしょう。
3.相場価格の値下がりを抑えられる
車の買取価格は5年を境に、大きく下がってしまいます。
基本的に新車の時から経過年数が増えるほど、また走行距離が延びるほど買取価格が下落していきます。
買取相場としては、新車購入後から5年で半額程度まで下がってしまいます。
これは比較的リセールバリューのいい車の例なので、まったく人気のない車種であれば2~3割の値段しかつかないこともあります。
購入時はリセールバリューのいい車を購入し、5年を目安に乗り換えることがコストを抑えるには最適となります。
「10万kmルール」
日本で車を売る際はこの10万kmを最低ラインとして見ておく必要があります。
日本の車の売買において、10万kmを越えるか、10万kmを越えていないかで明らかに買取価格に差が出ます。
極端な例で言えば、99,999kmの車と100,001kmの車、両者はたった2kmしか変わりませんが、買取価格として大きな差が出ることも少なくありません。
それだけ10万kmを越えるか、越えないかは重要なラインなのです。
理由としてはいくつかあります
タイミングベルトの交換時期
もし10万kmを越えているのであれば、その車は売却するよりも乗り続けた方が賢明です。
先にも述べましたが10万km程度で現在の車はそう簡単に壊れたりしません。定期的にメンテナンスすることで長期的に乗り続けられるので、10万kmを越えたら乗り潰す選択をするのが最もコスパが良くなります。
逆を言えば10万kmを越えている車を中古車を選ぶと、安く購入することができますので、中古車を考える際はこのラインを狙うのがコスパ的にはオススメです。
5年で乗り換えるデメリット
5年での乗り換えが最もオススメということをお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。
車は大きな買い物ですので、慎重に検討する必要がありますから、こちらではデメリットについても触れていきます。
短期間の間に大きなお金が必要になる
乗り換えの際には、やはりお金がかかります。
その期間が短ければ短いほど、その都度大きな額が必要となります。
一括で購入できるのが最もベストな選択ですが、ローンを組んだりすると手続きも大変です。利息の支払いもありますからね。
乗り換えを検討する際には、購入する車のリセールバリューを特に気にして購入することが重要です。
ここでは5年後のリセールバリューの良いクルマを下記に提示します。
リセールのいい車
ランドクルーザー
ランドクルーザープラド
ハリアー
アルファード
ハイエース
ジムニー
シビックタイプR
上位の車を見てもらうとお分かりになるかもしれませんが、トヨタ車のリセールが良いの特徴です。
そのためできればトヨタ車のリセールのいい車を、グレードやオプションをつけて購入することが大切です。
モデルチェンジ後は買取価格が下がる
これはいつ乗り換えても共通して言えることですが、モデルチェンジ後には買取価格が下落します。
そのため注意して欲しいのが、現在所有している車のモデルチェンジ前にできるだけ乗り換えるということです。
車種によりモデルチェンジの周期は違いますが、所有している車のフルモデルチェンジの時期以降に売却すると買取相場が大きく下がっているので、売却のタイミングとしては良くありません。
5年で乗り換える際には、フルモデルチェンジによって型落ちになる前に売却するなど、損しない工夫も必要になります。
おわりに
5年で車を売却するメリットなどをお伝えしてきましたが、いかがでしたか。
新しい車に乗り換える前提であれば、リセールバリューのいい車を、適切なタイミングで高く売るのが大切です。
売却を考えたら、多数の会社と比較させることがポイントです。
同じ日時・時間に来てもらって査定してもらうことが、買取価格を吊り上げるポイントにもなるので、買取比較サイトを利用して出張査定してもらうことを強くオススメします。
今回の内容をぜひ参考にしながら、損しない乗り換えを行ってください。
買取査定オススメ